「あと少しでハグを一掃できます。アモスの装着にご協力下さい。アモスをしていない人間はハグである可能性があります」。
深雪(野田順子)がテレビで訴えかける中、渚砂(中原麻衣)は檸檬(宮崎羽衣)から静馬(生天目仁美)が残した手紙を受け取る。
その手紙によると、深雪らが配布しているアモスはアンテナで、そのアンテナにショックを与え全人類を一斉にカトリックに変えるはずだという。静馬はアンテナにショックを与えるための送信施設があるはず、というのだが…。
手紙を読んだ渚砂は、放送で深雪らが午後3時には勝利宣言を放送することを知る。その放送施設こそ、アンテナにショックを与える送信施設に違いない。
渚砂は水穂(河原木志穂)、瞳(片岡あづさ)、玉青(沢城みゆき)、千代(斎藤千和)のサポートを受け、深雪らがいる施設――アストラエアXへ急行する。
一方、ビストロ・ラ・スールの厨房では光莉(松来未祐)が、ついにオリジナル料理を完成させていた。
「あなたのおかげで完成しました、静馬お姉様」。
千華留(中島沙樹)も絆奈(清水愛)もシェフ光莉の誕生に大喜びだ。
送信施設に乗り込んだガタックは千妃絽(林原めぐみ)、深雪に立ち向かう。深雪はグリラスミユキに変貌。圧倒的な力でガタックを追いつめていく。さらにすでにカトリックとなっていたアストルーパーもガタックに激しい攻撃を加えていく。ついにはグリラスミユキの必殺技をまともに受けたガタックは変身を解除、ボロボロになった渚砂は死んだように動かなくなってしまう。
人類の勝利宣言が始まった。が、千妃絽はカメラに向かって人類すべてをカトリックにする計画を発表、いよいよ最終計画を遂行しようとする。
「愚かな人間どもはもう必要ありません!」。
しかし、そんな千妃絽の言葉に反応するように、ヨロヨロと渚砂が立ち上がった。
とはいえ、ダメージの大きい渚砂に反撃する力は残っていない。
千妃絽が余裕の笑みを浮かべた、その時、聞き覚えの声が響き渡る。
「あの子が言っていたわ。世の中で覚えておかなければならない名前はただ一つ。花の園を往き、天馬をも静める乙女……花園静馬」。
人間とカトリックが一緒に暮らす世界、争いのない世界をつかんでみせる!
そんな静馬と渚砂の言葉に心動かされたアストルーパーたちは深雪の攻撃命令にも無反応。逆にアストルーパーはカトリックたちと戦い始める。
そして深雪はグリラスミユキに変貌、静馬もカブトに、渚砂もガタックに変身して立ち向かう。
しかし、カブトもガタックもグリラスミユキの圧倒的な力に翻弄される。が、一瞬のスキをついたダークカブトアスターがグリラスミユキを惑わせると、カブトとガタックとのシスターキックの連係でついにグリラスミユキを打ち倒す。
多大なダメージを追った深雪は施設から逃亡するも、突如現れた謎の仮面シスターと遭遇、死闘の果てに倒される。深手を負った仮面シスターもまた、その場に崩れ落ち…。
ダークカブトアスターを操って二人を助けた擬態静馬と共に勝利を喜ぶカブトとガタックだったが、千妃絽が切札を持って現れる。新たなマスクドシスターシステムで三人を圧倒する千妃絽だったが、ダークカブトの決死の攻撃、そしてカブトとガタックの力を合わせた最強の攻撃によって、施設と共に火の海の中へ消える。
「この世界を頼んだわよ」。
ダークカブトは静馬らに最期の言葉を残し、千妃絽とともに送信施設の爆発に飲み込まれていった。
これですべてが終わった。
初めて友情を確認しあう静馬と渚砂。そんな2人に檸檬と瞳が抱きついて…。
地球にようやく平和が訪れ、そば屋になった水穂、レストランの経営者となった瞳らが、光莉、絆奈、そして檸檬が働くスールに集まっていた。
渚砂はミアトルの生徒会長として生徒のために働いている。そんな娘を頼もしげに見つめる海深(三重野瞳)は黒塗りの高級車で走り去った。
そして静馬…。
作務衣姿に下駄ばきで豆腐を片手に道を歩いていた。
そのバックには翼多タワーならぬエッフェル塔がそびえ立つ。
「あの子が言っていたわ。私は花の園を往き、天馬をも静める乙女、花園静馬よ」。
まるで1年前の“あの時”と同じように…。
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脚本・Y村S二
監督・I田H範 アクション監督・M崎T | |